mamenotanemame

2014年4月よりJOCV、ベネズエラにてアグロエコツーリズム開発のサポートを。

2015-01-01から1年間の記事一覧

El Mariachi Gringo

メキシコのレシピの古本を、数週間前、州都で開かれていたFeria de Libro(本市)にて購入。飽きずにぱらぱらめくり続けている。料理自体も美味しそうで魅力たっぷりなのだけれど、食材や、料理や、でてくる食器、キッチンの雰囲気なんかの色合いがとても好…

印象と記憶

Lang-8である記事を発見。日本の春を見たことがあるベネズエラ人は、日本の桜を見てApamateを思い出すのだなあと。私がApamateを見て桜を思い出しているように。 何かを見ると、自分の知っている何かと結びつけるように、脳みそは出来ているらしい。今までに…

伝統のお菓子、PaledoniaとMancarron

私の任地では、Paledonia(パレドニア)やMancarrón(マンカロン)と呼ばれている伝統的なお菓子がある。もともとはベネズエラ西部(Zulia州やLara州、MaracaiboマラカイボやBarquisimetoバルキシメトで有名なお菓子だったのが、今は全国どこでも見られるそ…

ミ・ファミリア  悲しいのに笑い、泣きながら踊ったベネズエラの日々

ボランティア連絡所の本棚で見つけた一冊。 ベネズエラ人の彫刻家と日本で出会い、スペイン語もベネズエラの事情も知らぬままベネズエラへ移住した女性の話。 ベネズエラのことが、美化されるでもなく、悪い面ばかりを見るのでもなく、底抜けの魅力と、本当…

村のヒーローバス

黄色いスクールバスの運転手、通称Chucho。村の中でこの人を知らない人はいないだろう。 毎日、朝7時から午後4時ごろまで、市内の二つの区を往復している。 州都から市までのバスは毎日出ているものの、市内の公共の交通手段は皆無に等しい。タクシーはあ…

必要に応じたリユースと後任要請と

道をあるいていたり、バスに揺られていると、道に落ちているゴミにげんなりさせられる。 ゴミのポイ捨ては、本当におおきな問題だ。最近は、小中学校高校での環境教育、大学での環境学科、自治体でのリサイクルのワークショップなどの普及により、「環境保護…

飢餓まではいかない、食の不自由。

食というキーワードが最近頭にこびりついている。 きっかけは、友人との会話だと思う。 ある夕方。もう暗くなってくる頃。 友人の若いお母さん「今夜食べるものがないのよ。パンを買いに行ったら売っていなくて」 私「えぇ~ Harina Pan(主食のとうもろこし…

ネブリナ山探検紀行 ―世界最古の森から

今年の8月に、ギアナ高地(ロライマ山とエンジェルフォール)に国内旅行に行く計画を、他の隊員と立てている。 去年、ベネズエラに来たばっかりの時は、実は、まあいけたらいいかなあと思っていたくらいで、そこまで行く気満々ではなかったのだった。どうも…

社会主義、、

政府のこと、市役所のひとたちのことを悪く言う市民のひとびとが最近特に目に付く。 地方の小さな村は、チャベス大統領が行ってきた無料教育(Misión Robinson I y II, Ribas, y Sucre)や家屋の無料提供(Glan Misión Vivienda)などのプロジェクトの恩恵をもろ…

表現者

ひっそりとした、非公式なライブ。 身近な人、誰もが知っている人なのに、どこか幻想的な歌。 一曲歌い終わるごとに、その人のこと、村のことを語りながら、 また弾き始める。 数年前に亡くなった、あるおばあさんの歌。 とても貧しく、病気になったら世話を…

異文化と価値観とありがとうとごめんなさいの話

昨年、年末あたりの話 こっちのひとは、ほんとうに「ありがとう」と「ごめんなさい」を言わない。 ステイ先の子どもたち(3歳と4歳の姉妹)と手動の手回しラジオで遊んでいた。 洗濯をしている最中だったので、洗濯機に呼ばれて少し子どもたちから目を離す…

旅とお金と

年末年始、10日間ほど、エクアドルとパナマに遊びに行ってきた。 これで、中南米で足を踏み入れた国は、ちょうど10カ国になった。 久しぶりの旅から帰って、今までの旅や旅の種類のことを考えたりして、任地に戻るときになってもまだ旅頭から抜け出したくな…