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2014年4月よりJOCV、ベネズエラにてアグロエコツーリズム開発のサポートを。

Hallacaお料理教室

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Hallacaという食べ物、ここではクリスマスの伝統食として知られている。

大好きな食べ物のひとつで、とうもろこしの粉を水で練り、肉や野菜、オリーブ、家庭によっては豆の煮物をまぜて、カイピオという、バナナみたいな葉で包み、茹でる。イメージ的には日本の笹巻きみたいなもの。

油を使わない分健康的で、具沢山でとても美味しい。

 

来年1月から5月まで、JICAで食と農業をテーマにした展示を行うとの事で、ベネズエラの伝統料理として、Arepa pelada、Empanada、そしてこのHallacaの写真を送らせてもらった。機会があれば是非見てみてください。

 

先週の日曜日、欲しい分だけこれから作ってくれるというので、手伝わせてもらった。ただ買うだけじゃなくて、お客さんが一緒に作れたり、作っているところを見れたりする観光ができたらいいな、という話をしながら。

ここのお家では、今はHallacaを売っているだけだけれど、いずれは食堂をやりたいのだと話してくれた。もう家族単位での観光サービス提供事業主としての登録は済んでいるのだという。今は、家の中の環境を整えているところなんだ、とお母さん。

 

さて、Hallacaをつくる。

いつも、中の具は作り置きしているので、今回はとうもろこしの粉を練ってカイピオの葉の上に広げ、具を上に置き、包む、というところを一緒にやらせてもらった。見ていると難しそうだったのだけれど、やり方を教えてもらうとなるほど、きちんと包まれる。にしてもそのお母さんの手早いこと。私が一個終わると、彼女はもう3つ目に取り掛かっている、という具合。

最後に、残った具ととうもろこしの粉をまぜて、ちっちゃいTamalをつくろう、ということになった。私は、HallacaとTamalは同じもの(よその国でTamalと呼ぶものを、ベネズエラではHallacaと呼ぶ)のかと思っていたが、ベネズエラにもTamalはあって、Hallacaとは違うものだったみたいだ。

Tamalのほうが小さくて、具ととうもろこしの粉を混ぜて包むらしい。

 

今度具をつくるときに改めて教えるよ、と言ってくれて、Hallacaのほかに、お土産にTamalをたくさんくれた。

 

かえりみち、嬉しくて、人に会うたび、Hallacaつくったんだよーと自慢をしてしまう。ただ、そのたび一個ずつHallacaかTamalが減っていくのでした。