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2014年4月よりJOCV、ベネズエラにてアグロエコツーリズム開発のサポートを。

マンゴーとアパマテと

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気候が全然変わらないので、7月になったという実感があんまりない。

ここでは、季節感の変化は気候ではなく植物から感じるのではないかな、と思ったりもする。今は、マンゴーとApamateというピンク色の花の季節。

皆至る所であらゆる時間にマンゴーを食べ、通りがかりの家にお邪魔すると、各家庭で作っているマンゴーのコンセルバ(Conserva、もしくはJalea、ジャムみたいなもの)をご馳走してくれる。道端には食べ終わった後のマンゴーの皮や種があちこちに。

Apamateは、とても背の高い木で、日本の桜のよう。満開になると木全体がピンク色に色づく。木の下は花が散り、通りがピンク色の道に。とてもきれい。

マンゴーの次は、Aguacate(アボカド)の季節になるよ、とこの前教えてもらった。楽しみ。

 

仕事は、まだまだ観察時期で、今は同僚に、観光資源や文化財を案内してもらっている。

あとは、観光資源のリストアップとカテゴリー分け。

ここぺティ市は、放牧地か森林(国立公園)が土地のほとんどを占めていて、人が住むところは、Cabure、Curimagua、Pueblo Nuevoという三つの町に集中している。したがって、観光地はそれらの三つの町と国立公園というのが皆の共通認識。

現状は、観光地としてのインフラやサービスはまだ殆ど存在していない。

①交通 住民が通勤や通学に使っているバスが、日に2~3本往復している程度。時間をつぶす場所もないので、案内してもらったときは、同僚の知り合いが車で通ったときにヒッチハイクで移動をした。

②情報 看板があるところが少なく、場所を知っている人でないと行き着けないところが多い。また、どこが見所なのか存在を教える手段、場所がない。民宿のオーナーやスタッフか、住民に聞くかして情報を得る旅行者が殆ど。

③提供準備 加工場などは、機能していないところが多く、観光客を受け入れられる状態ではない。特産品も生産量が少なかったり、タイミングが合わないと作っていなかったり、どこで買えるのかが分からなかったりすることが多い。

訪問者は、州内の近郊の町からか、ここに家族がいる者か、配属先がツアーを組んだときに訪れるツアー客かのいずれか。

2ヶ月目で見えたのはこんなところ。