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2014年4月よりJOCV、ベネズエラにてアグロエコツーリズム開発のサポートを。

Feria de la Macanilla

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5月10日は、市内のCurimaguaという地区でイベントがあった。
この地ではJosé Leonardo Chirinoという名前が、Simon Bolivar並みに登場する。
彼は、このCurimagua出身で、黒人奴隷解放のための蜂起を主導し、決行された5月10日が記念日としてその功績が讃えられている。

イベントの内容は、ベネズエラの伝統的な踊り、先住民の儀式的なものからカルナバルの仮面まで、またこの地域出身の歌手のコンサート、この地域出身の人間国宝の歌手と民芸品職人の表彰、そして市場。

目を引いたのはその市場で、自然薬品を売っていた。野草を煮詰めたもの、コクイという伝統的な酒に植物の実や根っこなんかを漬けたもの。藤野で、90近くのおばあちゃんから、似たような自然薬の作り方をパーマカルチャーのコースで学んだのだった。気になる!
さらに驚くべきは、この地域では地域通貨を使った市が開かれているのだった。今回のイベントでは見なかったけれど、2007年から実施されていて、全部で13の地域、11州にまたがり取り組まれている。

コミュニティ化、地域化の取組みや考えが、いろんなところで見受けられて、Socialismoの国だと実感することが多い。学ぶものがたくさんある、と同時に、より理想の形に向けて、外から何か触発できるものがあるか、考えていきたい。