寺田本家へ酒蔵見学へ。 千葉、香取郡神崎(こうざき)という場所にある、300年以上の歴史を持つ寺田本家。その土地にある水、米、菌の力に人の手を添え、余計なものはいっさい加えず、ほんとうにおいしいおいしいお酒をつくっている酒蔵。 24代目当主の優さ…
メキシコのレシピの古本を、数週間前、州都で開かれていたFeria de Libro(本市)にて購入。飽きずにぱらぱらめくり続けている。料理自体も美味しそうで魅力たっぷりなのだけれど、食材や、料理や、でてくる食器、キッチンの雰囲気なんかの色合いがとても好…
Lang-8である記事を発見。日本の春を見たことがあるベネズエラ人は、日本の桜を見てApamateを思い出すのだなあと。私がApamateを見て桜を思い出しているように。 何かを見ると、自分の知っている何かと結びつけるように、脳みそは出来ているらしい。今までに…
私の任地では、Paledonia(パレドニア)やMancarrón(マンカロン)と呼ばれている伝統的なお菓子がある。もともとはベネズエラ西部(Zulia州やLara州、MaracaiboマラカイボやBarquisimetoバルキシメトで有名なお菓子だったのが、今は全国どこでも見られるそ…
ボランティア連絡所の本棚で見つけた一冊。 ベネズエラ人の彫刻家と日本で出会い、スペイン語もベネズエラの事情も知らぬままベネズエラへ移住した女性の話。 ベネズエラのことが、美化されるでもなく、悪い面ばかりを見るのでもなく、底抜けの魅力と、本当…
黄色いスクールバスの運転手、通称Chucho。村の中でこの人を知らない人はいないだろう。 毎日、朝7時から午後4時ごろまで、市内の二つの区を往復している。 州都から市までのバスは毎日出ているものの、市内の公共の交通手段は皆無に等しい。タクシーはあ…
道をあるいていたり、バスに揺られていると、道に落ちているゴミにげんなりさせられる。 ゴミのポイ捨ては、本当におおきな問題だ。最近は、小中学校高校での環境教育、大学での環境学科、自治体でのリサイクルのワークショップなどの普及により、「環境保護…
食というキーワードが最近頭にこびりついている。 きっかけは、友人との会話だと思う。 ある夕方。もう暗くなってくる頃。 友人の若いお母さん「今夜食べるものがないのよ。パンを買いに行ったら売っていなくて」 私「えぇ~ Harina Pan(主食のとうもろこし…
今年の8月に、ギアナ高地(ロライマ山とエンジェルフォール)に国内旅行に行く計画を、他の隊員と立てている。 去年、ベネズエラに来たばっかりの時は、実は、まあいけたらいいかなあと思っていたくらいで、そこまで行く気満々ではなかったのだった。どうも…
政府のこと、市役所のひとたちのことを悪く言う市民のひとびとが最近特に目に付く。 地方の小さな村は、チャベス大統領が行ってきた無料教育(Misión Robinson I y II, Ribas, y Sucre)や家屋の無料提供(Glan Misión Vivienda)などのプロジェクトの恩恵をもろ…
ひっそりとした、非公式なライブ。 身近な人、誰もが知っている人なのに、どこか幻想的な歌。 一曲歌い終わるごとに、その人のこと、村のことを語りながら、 また弾き始める。 数年前に亡くなった、あるおばあさんの歌。 とても貧しく、病気になったら世話を…
昨年、年末あたりの話 こっちのひとは、ほんとうに「ありがとう」と「ごめんなさい」を言わない。 ステイ先の子どもたち(3歳と4歳の姉妹)と手動の手回しラジオで遊んでいた。 洗濯をしている最中だったので、洗濯機に呼ばれて少し子どもたちから目を離す…
年末年始、10日間ほど、エクアドルとパナマに遊びに行ってきた。 これで、中南米で足を踏み入れた国は、ちょうど10カ国になった。 久しぶりの旅から帰って、今までの旅や旅の種類のことを考えたりして、任地に戻るときになってもまだ旅頭から抜け出したくな…
Hallacaという食べ物、ここではクリスマスの伝統食として知られている。 大好きな食べ物のひとつで、とうもろこしの粉を水で練り、肉や野菜、オリーブ、家庭によっては豆の煮物をまぜて、カイピオという、バナナみたいな葉で包み、茹でる。イメージ的には日…
ある土曜日。 いつものように、あるお家にHallacaを買いに。ふたつ買うといつもおまけでもうひとついれてくれる、村でいちばんおいしいと評判のHallaca。買いに行くといつもコーヒーも淹れてくれ、おしゃべりをしてから帰る。 その日は、人の出入りが多く、…
ファルコン州には、4つ、国立公園がある。 Parque Nacional Los Medanos 州都コロからパラグアナ半島に渡るその入り口に位置する、広々とした砂丘地帯。 Parque Nacional La Cueva de la Quebrada del Toro 州の南部、ララ州方面にある国立公園。森林、鍾乳…
カラカスにて、観光局主催のビデオ会議に参加してきた。 観光局の中に日本で研修を受けてきた職員が何名かいて、友人でもあるそのうちの一人が、帰国後現在行っているプロジェクトのアクションプランを発表するという内容。 それを、日本とビデオをつなぎ、…
ぽんしげ という名前の実。しゃりしゃりかじる。小学校で、子ども相手の観光ワークショップをやらせてもらった。四人一組で、村の地図を描いてもらい、旅行者を案内したい場所を考えて矢印でルートを記してもらう。最後に発表。意外だったのは、模造紙とマー…
オフィスやステイ先がある村から少し(google earthでみると12㎞くらい)離れた場所で、住民の人たちへの説明会をした帰り、交通手段がなくて、歩いても帰れると言ったらあほかと言われ、その場所の近くに住む同僚の家に泊めてもらうことにした日のこと。 メ…
ファシリテーションの力に、ものすごく影響されている。具体的には、悩まされたり、幻滅したり、救われたり、感動を目の当たりにしたりしている。「途上国の人々との話し方 ー国際協力メタファシリテーションの手法」という本を読んでから、会話の中に出てく…
マルガリータ島滞在、一日自由時間をもらったので、パーマカルチャーを実践しているコミュニティまで見学に行ってきた。 Tashigar Norteという、もともとはチベット仏教を基盤としたヨガや瞑想をしている、言わばお寺みたいな施設で、パーマカルチャーを取り…
先輩隊員の任地、マルガリータ島へ、彼が企画した日本文化祭手伝いのために行けることになり、一週間滞在してきた。前半は準備、そして文化祭当日、翌日には配属先が取り組んでいるエコツーリズムの試ツアー、最終日に一日自由時間。そんな具合に日程を組ん…
ローカル市。現在、市役所の農業・環境課が最近取り組みはじめたアクティビティ。15日に一度のペースで開かれていて、今までに3回開催された。毎回、出品数も順調に増えてきている。今までに売られたものは、市内で採れた野菜や果物(トマト、ネギ、ピーマン…
町の一番はしっこに、とても眺めの良い場所がある。rancho grandeというその場所は、人びとの集う広場になっていて、その地域に住む家族の手で、とても素敵な場所に生まれ変わろうとしている。全てをリサイクルで作ろうとしている目論見を語る顔が生き生きし…
ストーリーデザインに取り組んでみたい。この地域にある伝統の民芸品や食を見て、思った。作っているひとたちの民芸品への思いや、作られるまでのプロセスをまとめて、ちいさな冊子や展示物をつくって、プロモーションに役立たせたい。州都の観光イベントで…
気候が全然変わらないので、7月になったという実感があんまりない。 ここでは、季節感の変化は気候ではなく植物から感じるのではないかな、と思ったりもする。今は、マンゴーとApamateというピンク色の花の季節。 皆至る所であらゆる時間にマンゴーを食べ、…
夏前の、雨の季節に入ったらしい。 午前中、午後、そして夜中にも、集中的にどどどさっと降る。 子どもは、外へ飛び出す。 雨の降る直前は、涼しくて外も歩きやすいし快適だし、振った後の蒸し暑さも好きなのだけれど、建物の中にいると、雨雲で室内が暗くな…
任地派遣から一ヶ月、事務所の活動報告会&総会のために一週間ほどカラカスに滞在。 一ヶ月ぶりにカラカスに戻ってきて感じたのは、一番初めにベネズエラに着いたときよりも気持ちが楽になってたこと。前は、外を歩くときとか、旅中のようなよそ者感とどきど…
ベネズエラには、クアトロという伝統楽器がある。4弦クラシックギター、ウクレレよりひと回り大きくて、手前(上)から、ラ・レ・ファ♯・シ と合わせる。 私も個人的に弾きたくて、ベネズエラに行く前から、着いたらすぐ手に入れようと思っていたのだった。 …
5月10日は、市内のCurimaguaという地区でイベントがあった。この地ではJosé Leonardo Chirinoという名前が、Simon Bolivar並みに登場する。彼は、このCurimagua出身で、黒人奴隷解放のための蜂起を主導し、決行された5月10日が記念日としてその功績が讃えら…